学園祭最終日 2
前回の続きです。
最後の人形劇を終えた後。
先輩達や役者組が感動のあまりに泣きあっていました。
三ヶ月間、特に十月に関しては殆ど毎日練習を重ね。
途中、アクシデントに見舞われながらも達成した人形劇。
達成感と今日で終わりなんだという虚脱感が自分の体に広がった。
自分も泣きそうになりましたが。
昔に人前で涙は流さないと決めていたので、堪え、出てきそうになる涙を袖で拭って堪えていた。
そして、大学祭も終わった夜。
学祭に関しての反省会をすることに。
みんなで人形劇での思いを語っている時に自分は今日の人形劇を思い返してみると。
自分としては完全な失敗だった。
元々、自分は不器用で周りに迷惑をかけてしまうタイプです。
実際、人形劇でも一番自分が人形の動きでミスが多かった。
しかし、人形の操作は下手でも声の大きさに関しては役者組の中では一番に近いという自信が自分にはあった。
だが、当日に自分の体調管理をしっかりしていなかったばかりに自信があった声を潰してしまった。
その事が悔しくて情けなくて自分は反省会の後、みんなとは離れた所で泣きました。
その後に片付けの時もずっとテンションが低いままだったのですが。
二年上の二人の先輩が自分の事に気付き励ましてくれました。
「お前は精一杯やったし頑張ったからいいじゃないか。別に手を抜いたわけじゃないんだろ?今回の事で満足いかないなら来年や今度やるクリスマス会の劇にぶつければいいじゃないか。お前はまだ1年なんだから先があるんだぞ」と。
ホントに嬉しかったです。
けれども、その慰めの言葉をそのまま飲み込んでこの日の自分を許す気にはなりませんでした。
『頑張る』事は誰にでも出来ます。
問題は『頑張った上で何を成したか?』なのです。
自分は今まで頑張って成したものが無いのです。
だから自分は『人形劇の練習に精一杯打ち込んで成功させた』という証が欲しかったのです。
自分の中では今回の人形劇を成功とは思っていません。
だから、きっと来年も人形劇をやると思います。
すいませんね。二日連続で暗い話で(笑)
重ね重ねですが、まだ暗い話があるんですよね~追い討ちのように・・・
明日、書く予定なので出来れば付き合ってやってくださいm(_ _)m